野比的日韓瘋

歌舞伎俳優・中村勘太郎と女優の前田愛が26日、都内のホテルで結納を行った後、結婚会見を行い結婚を正式に発表した。勘太郎は「未熟者な私たちですが刺激しあって笑顔の絶えない温かい家庭を築きたい」とあいさつ。前田が着ている浅間山が描かれたピンク色の着物は、勘太郎の母・好江さんが結納時に着用したものだったことも明かされた。

　1カラットの婚約指輪を中村家の“しきたり”でグーの形をしながら披露した前田の横で勘太郎は「安心感を与えてもらい、自分が穏やかになりました。落ち着きがあり安らげる存在なので、ずっと結婚したいと思っていました」と、積極的にアタックをし続けていたことを告白。一方、梨園の妻となる前田は対照的に「私が結婚を意識したのはここ1、2年ぐらいです…」と明かすと、「あ～そう…」と中村はその“温度差”に拍子抜けした感じだった。

　だが、前田も長期間の交際を経て昨年1月、勘太郎から「結婚してください」とプロポーズを受け、真剣な想いが伝わった後は「大学を卒業し家庭のこととか色々あったけど、ずっと側にいてくれたのが有難かった。今朝、こうして快晴で迎えられたのは（亡き）母が支えてくれているのかな？　って思っています」と穏やかな表情で気持ちを語り、今後女優業については「影響がなく出来る範囲で続けたい」とした。

　01年放送のNHK『光の帝国』で初めて共演した2人は、それぞれ「小さい子だなぁ」（勘太郎）「苦手なタンクトップを着ていてヘンな人」（前田）と異なる第一印象を語った。また、会場で2人を見守っていた父・勘三郎は、「本日はありがとうございます。見ての通りの方なのでうれしいです。とても安心しています」と、コメントを寄せた。

　なお、子供について勘太郎は「3人ぐらいは欲しい。でも、男の子の跡継ぎに関しては、そういうプレッシャーは与えないようにしている」とキッパリ。また、勘太郎の事務所関係者は新婚旅行について「仕事の予定が来春まですでに埋まっているため、実現は難しそう…」と話した。結婚式は10月28日に予定されている。