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仲間由紀恵、『ごくせん』に不安もあった!?
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ヤンクミの“正装”でインタビューに答える仲間由紀恵

 子供からお年寄りまで、幅広い層に愛される『ごくせん』シリーズ。その主人公であり、誰もが思わず応援したくなる型破りな高校教師、山口久美子(ヤンクミ)。7年間のシリーズを通してヤンクミを演じてきた仲間由紀恵が、シリーズ完結への思い、ヤンクミの目に見えない変化、共演者との撮影現場でのエピソードを語る。

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――ヤンクミの赤いジャージ姿は見納めですね。

【仲間】 けっこうしっくりきていたので、この姿で生徒たちの前に立ったりすることがもうないんだと思うと、ちょっと寂しい気もします…。プライベートでこのジャージを着る機会はなかなかないですし(笑)。

――若い生徒さんが多いですが、現場の雰囲気は?

【仲間】 新3年D組の生徒たちは、スペシャルドラマの後半に共演しましたが、生徒同士が一緒にいる時間や、実際の撮影の時間もまだそんなに長くなくて、けっこうみんな緊張気味でした。でも、いい緊張感のある現場でしたね。撮影が進むに連れて一体感もあって、みんなでがんばろうという気持ちがすごくスクリーンに出ていたと思います。

――ヤンクミは、生徒たちとのカン蹴りで一体感を強めますが、実際の現場でそうしたことは?

【仲間】 (笑)なかなかそういう時間はなかったですね。生徒たちと一緒のシーンが毎日ではないので…。教室のシーンがあるときは、ちょっとした空き時間にみんなと話をしたり、できるだけ生徒のなかにいるようにしていました。

◆ヤンクミの恋は進展なし?

――7年間ヤンクミを演じてきて、実生活で自分が似てきていると思うところはありますか?

【仲間】 そうですねえ…。言葉使いが悪いときもある役なので、第1シリーズではそんな影響を受けたりしたこともありましたけど、いまは大丈夫です(笑)。

――撮影に臨むときに、テンションを上げるためになにかした?

【仲間】 ひとりで円陣を組んで叫んでいる、ヤンクミのようにわかりやすいものではありませんが(笑)、この役を演じるときのジャージやメガネ、おさげ髪だったり、普通の役とはまた違うスタイルになるので、それだけで切り替えはできました。

――ヤンクミの恋愛については…、進展しないままでした。

【仲間】 そうなんですよ。ヤンクミの恋が実るような展開になってほしいと、視聴者のみなさんからの言葉をたくさんいただきました。恋の話も膨らむと、またよかったんですけど、今回はさらにそれ以上の出来事がたくさんありますので。でも、それが盛り上がれば、おもしろいエッセンスになったかなとは思います。

◆亀梨和也との5年ぶりの共演

――亀梨和也さんとは第2シリーズ以来、約5年ぶりの共演。最初に会った頃のことは覚えていますか?

【仲間】 第2シリーズのときは、生徒役のなかでも年齢が若いほうだったんですけど、しっかりしていましたね。ドラマの経験があまりないなかでの大きな役だったので、緊張していた印象があります。

――今回、再会したときは印象が変わっていましたか?

【仲間】 さらに深みが増して貫禄も出て、落ち着いている感じもあり、よく周りを見て気を使っているところとかは、大人になったと感じますね。後輩たちにも自分から積極的に話しかけてコミュニケーションをとるようにしていたり。実際に後輩が多いので、自然と兄貴キャラになっていくんでしょうけど、そういう姿を見たことがなかったので、新鮮でした。

――仲間さんにとっての『ごくせん』という作品はどういうもの?

【仲間】 ヤンクミが新任教師として3年D組に入ってきたのと同じように、私も、先生役は初めてでしたし、ゴールデンタイムで主演を務めることも含めて、最初はいろいろな不安がありました。そんなところからのスタートでしたが、振り返ると、7年も続けてくることができました。いろいろなチャレンジもさせていただきましたし、帰ってきてホッとする作品でもありました。この作品があるから次がまたがんばれるという励みになるような、私にとって本当に大事な作品です。

――今後、挑戦してみたい役柄は?

【仲間】 いままで、ヤンクミみたいに真っすぐにメッセージを伝えていく役が多かったので、それとはガラっと違う悪役とか、ホラーみたいなジャンルの作品にも出演してみたいです。もうすぐ30才になりますが、30代もいろいろな役に挑戦したいと思います。

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