酒井法子被告解雇に事務所社長「断腸の思い」 所属事務所会見詳報
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会見を行ったサンミュージック(左から)伊藤栄志専務、相澤正久社長、相澤秀禎会長 (C)ORICON DD inc.

 覚せい剤取締法違反(所持)で28日に起訴された女優・酒井法子被告の所属事務所・サンミュージックが同日午後6時、相澤秀禎会長、相澤正久社長、伊藤栄志専務出席のもと都内の同事務所で会見を行い、酒井被告を同日付で解雇したことを発表した。テレビカメラ17台、およそ100人の報道陣が詰めかけるなか、相澤社長は冒頭で「酒井が逮捕され、日ごろよりお世話になっている関係者、ファンの方々に大きなご心配とご迷惑をおかけしました。今日付けをもちまして、タレント契約を解除いたしました。23年間、一緒に頑張ってきましたが、反社会的行為は許されることではありません。断腸の思いですが、解除すなわち“解雇”と思っております」と話し、無数のフラッシュを浴びながら頭を下げた。

同日ビクターエンタテインメントも、酒井被告に関する契約解除を発表

 事務所サイドは今年2月に酒井被告が「“六本木の店”に出入りしている」という情報をキャッチしており、相澤社長は「『まずいことだ』と伝えたが『(クスリは)してません。信じてください』と話していた。家族もいるし、突っ込んで聞いたり家にあがり込むのは信頼関係もあるので…。もしもやっているなら自分で止めるとか方法をとってもらいたかった」と悔やんだ。また、一部週刊誌でこれまでの事務所側の会見が“茶番劇”と報じられたことには「怒り心頭です。子供を連れて失踪していたから相談し、人命を尊重して捜索願を出した。顧問弁護士を通して昨日、抗議文を出した」とした。

 酒井被告を事務所の看板タレントとして育てあげた相澤会長は、「責任を感じています。なぜ、こうなったのか。廃人になる前にもっと自分のことを考えて更生して欲しい」と沈痛の面持ち。7月に酒井被告が事務所を訪れ、相澤社長と3人でブログ用の写真を撮影した時のことを「ずいぶん痩せたなと思った」と振り返るとともに、「まさかクスリをやっているとは…」と、その事実を受け止めきれないといった様子で語った。

 今後は、公判次第で執行猶予付きの有罪となる可能性もあるが、相澤社長は「(手を)差し伸べることはない。罪を償って彼女が悔い改めて更生して欲しいと思っている」とした。20年以上にもわたりタレント契約を結んでいたこともあり、報道陣からはマネージャーをはじめとする事務所関係者が酒井被告の“異変”に本当に気づかなかったのか?という質問が投げかけられる場面もあったが、これには、これまでの会見同様「知りませんでした」とあらためて強調。事件に関与したとされる酒井被告の知人で建設会社社長については「マネージャーは、直接的には知らなかった」と説明した。

 「ここ数週間の報道での酒井と、我々が知っている酒井とは非常に距離感がある。本来は温かく気遣いの出来る子だった。報道によって(タレントと)覚せい剤が身近になっているのが怖い。報道の方は、覚せい剤の怖さを伝えてもらいたいと思います」と話した相澤社長は、他の所属タレントへは「(未成年の)たばこ、酒やクスリなどについて細かくマニュアルを作ります」と管理を徹底していくことを明言。また、酒井被告をCMに起用していた企業やスポンサーへの補償については「現在、関係者らと話しを詰めている段階です」とし、およそ15分で会見を終了した。

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