俳優の玉木宏(29)が来春、歌手として“アジア進出”することが21日、分かった。3月6日に韓国・Melon AX、同26日に香港・HITEC STAR HALLで初の海外公演を行う。この日、福岡・Zepp Fukuokaでスタートした3年ぶりの全国ツアー「alive」(12月12日まで全7公演)で発表した。ライブではアルバム「Times...」収録曲を中心に、18曲を歌い上げ、2時間のステージで約2000人を熱狂させた。

 「ひろし~」「玉木く~ん」というファンの大歓声に迎えられ、玉木の3年ぶりの全国ツアーが幕を開けた。「うれしいお知らせがあります。アジアでの公演が決まりました!」と切り出すと、場内はこの日一番の拍手と「おめでとう」の大合唱に包まれた。

 指揮者の千秋真一役を演じたフジ系「のだめカンタービレ」がアジア各国で放送されている影響で、玉木は中国、韓国でも高い人気を誇る。数年前から現地ファンのイベント、ライブ開催の声がやまず、自身初となる海外公演が決まった。

 ツアー初日を心の底から楽しんだ。「俳優業ではあまり見せられない部分、動いている生の姿だったり、生の感覚を大事にしたい」。その言葉通り、クールなイメージから一転“熱い男”に。体全体でリズムを取ったり、跳びはねたり、ステージを所狭しと駆け回った。

 映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」(12月19日公開・武内英樹監督)の欧州ロケの合間を縫って、新曲も作った。この日は「明日へのドア」「眠りについたキミへ」など3曲をライブ初披露。敬愛する米バンド「Green Day」の「BASKET CASE」のカバーにも挑戦した。

 俳優を始めて13年が過ぎたが、ミュージシャンとしての実績は6年あまり。「目の前に(ファンを)見るまでものすごく不安だった。プレッシャーも感じていた。この場にいてくれることがうれしい」と集まった2000人に感謝の言葉を繰り返した。

 今年はCM、ドラマ、映画など各方面での活躍が続き、時間の大切さを再認識した。「『時間』はどれだけあっても足りないもので、いかに有効に使えるか。20代最後の年にそれを感じられたのは意味があった」。来年1月の30歳の誕生日を前に、更なる飛躍を誓った。

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