野比的日韓瘋

拡大写真

忌野清志郎（写真：サンケイスポーツ）

　昨年５月２日にがん性リンパ管症で亡くなったロック歌手、忌野清志郎さん（享年５８）の未発表曲がプロゴルファー、石川遼（１８）の出演ＣＭに起用されることが４日、分かった。１９８９年にレコーディングされた「Ｂａｂｙ＃１」（ベイビー・ナンバーワン）で、ハウス食品のカレーキャンペーンＣＭで流れる。

【写真で見る】清志郎さんの未発表曲「Ｂａｂｙ＃１」

　清志郎さんのハスキーボイスと、遼クンの爽やかな笑顔が合体する。

　「Ｂａｂｙ－」は、長男、竜平（たっぺい）さん（２１）が誕生した翌年の１９８９年に、清志郎さんが米ロサンゼルスでレコーディングした。アップテンポな演奏をバックに、家族愛をテーマにした歌詞を優しく歌い上げている。

　当初ソロアルバムに収録される予定だったが、清志郎さんが所属していたバンド、ザ・タイマーズとＲＣサクセションの活動が忙しくなったことから、アルバム自体がお蔵入りに。昨年９月、当時所属していたレコード会社の工場倉庫に埋もれていた音源が発見され、デビュー４０周年記念日の５日に発売される同名アルバムへの収録が決まった。

　完成から２１年の歳月を経て竜平さんと同世代、１８歳の遼クンのカレーＣＭで日の目を見る。こちらのテーマも家族愛。遼クンは自身の幼少期の写真が登場する中、家族とカレーの思い出を語り、「家族が一番、カレーが一番」のキャッチコピーで締めくくる。

　関係者は「カレーは国民食のＮＯ・１、石川選手はゴルフ界のＮＯ・１という点から、ロック界ＮＯ・１の清志郎さんが歌った『Ｂａｂｙ＃１』を起用しました」と説明した。清志郎さんの楽曲がＣＭソングになるのは、２００４年に即席麺で起用された「ＪＵＭＰ」以来、実に６年ぶり。プレミア感たっぷりの映像は、１０日からオンエアされる。