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歌手、和田アキ子(59)が21日、都内の仕事先で、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された女優で歌手の酒井法子容疑者(38)に対し、「徹底的に裁きを受けた方がいい」と“厳罰”を望んだ。「復帰なんて、さしたらアカンでしょ」「普通の会社ならクビ」と厳しい言葉は止まらない。“芸能界=甘い”と思われたくないアッコの叫びだ。

 「芸能界の先輩として一番残念なのは…」

 今月3日の事件発生以来、次から次へと新事実が明らかになり、その度にファンの夢を裏切り、堕ちていくトップアイドルの姿。

 今年デビュー41年。山あり谷ありを歩んできたアッコは、「芸能界には夢を持って入ってきている人がいる。努力している人だっていっぱいいるのに、芸能界は甘い、と受け取られるのは残念。私だって必死なんだから」と悔しさをにじませ、「芸能界じゃなくて普通の会社ならクビだし、人生も終わり」と切り捨てた。

 この日、酒井容疑者の夫、高相祐一被告(41)が鹿児島・奄美大島に出かけた夏休みの家族旅行中、覚せい剤を使用したと供述していたことが新たに判明。和田と酒井容疑者とはとくに接点はないが、「ちょっと責任感が足らないなと思う。子供のことを考えるとね。夏休み終わって、学校に行ったときのこと考えると責任感がない」と一喝し、「報道は、覚せい剤は怖い、危ないということをもっと伝えて欲しい」と訴えた。

 一方、押尾学容疑者(31)の事件では、女性の変死体も見つかっている。「(遺体を)置き去ったとか、背筋がゾッとする」と顔をこわばらせた。

 “芸能界麻薬汚染”と言われるが「私の知ってる中では絶対におりません」と断言。「この際、芸能人で(薬を)やっている人がいたら一斉摘発された方がいいと思う」。過激な言葉がアッコの憂いを表していた。

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