YOSHIKI、ドーム公演「できないかと思った」
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脱退騒動のあったHEATHの手を引いてステージを走り回るX JAPANのYOSHIKI=2日、東京ドーム(撮影・吉澤良太)(写真:サンケイスポーツ)

 ロックバンド、X JAPANの東京ドーム2夜連続公演も無事終わり、公演後にリーダーのYOSHIKIにインタビューができました。

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 ステージで全てを出し切り、声はかれ、ボロボロの状態だったのにもかかわらず気さくに取材に応じてくれました。

 まず、ベースのHEATHの脱退騒動、LUNA SEAのギター、SUGIZOの正式加入を経て、6人で再始動したことに「Xはやっぱり6人。こんなバンドいないですよね。ドラムがピアノやってギターがバイオリンを弾くなんて」と手応えを感じた様子。HEATHの所属事務所とのドラブルについても尽力しましたが、この件について初めて言及し「よかったです。メンバー間のもめ事じゃなかったので。HEATHに『Xでやりたくない』って聞いたら『やりたいです』って。それだけです」と笑顔。ただ、今公演の開催については「できないかと思った」と素直に告白。今後の展開については「初期のメンバーに固まるまで20回くらいメンバーチェンジしてますからね」と言いつつも「まあ、このメンバーでいけると思います」と語気を強めていました。

 また、ドーム公演で初披露した新曲「Jade」が完成したのは公演前日の1日。「曲は昨年のhideサミットの時にお墓参りに行ったときにできてたんですけど歌詞は1日。6人で合わしたのも1日。ゴタゴタの対応しながら詞を書いてました」と茶目っ気たっぷり。発売が注目されるベストアルバムについては「新曲が『Jade』を合わせて4曲できてます。日本版と海外版と両方出す予定で海外版は英語の曲がメーン。1日も早く出したいです」と意気込んでました。

 これまで何度もYOSHIKIを取材させてもらいましたが、超人気アーティストにもかかわらず、気さくで何でもオープンに分かりやすく話してくれる姿勢は尊敬の一言に尽きます。いつもファンのことを第一に考え、バンドや音楽の向上に時間を惜しまないほか、ステージ全体の見え方や企業やキャラクターとのコラボ提案に至るまでプロデューサーの顔も節々に垣間見られます。幅広い交友関係を大切にし、決断が早く驚くほどの行動力もあります。

 話を聞く中で思ったことは、この人は本当に音楽が大好きで、X JAPANの一番のファンなのだと。そして自分が思うように事が進んでいるのは周りのスタッフとファンの皆さんに支えられているからだという感謝の気持ちを常に持ち続けて仕事している点に大変好感が持てました。

 今公演で東京ドーム公演は日本のロックバンド史上最多の18回に。ドーム側からは開演時間やXジャンプなど数々の誓約書を書かされましたが、「1個1個記憶に残るコンサートがやりたくて毎回これが最後だと思ってやってます。だから18回生き返ってる感じ。20回!?やりたいですよね。でもXジャンプやっちゃったしな…。でも何が何でも開演時間は守ろうと。みんなの顔を見たら元気が出てくるので…」と意欲を見せてくれました。

 頸椎椎間板ヘルニアと腱鞘炎など持病については「大丈夫です。体鍛えているので10年前より鍛えられてる感じ」と心強い発言も。延期している海外公演も開催を約束し「自宅のある米国は絶対やりたい。でも一番シビアな所なのでアジアや欧州とか外から攻めたい。でもこのメンバーだったら大丈夫かな」。進化したX JAPANの今後の活躍が楽しみです。

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