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(写真:サンケイスポーツ) |
デビュー15周年を迎えたロックバンド、GLAYが16日、横浜・日産スタジアムで15周年記念ライブを行った。2日連続のステージは、前日と合わせて約15万人を動員、総制作費15億円と、まさに“15”尽くし。真夏の空の下、ボーカルのTERU(38)は「熱くいこうぜー!!」と絶叫。ヒット曲をこれでもかとたたみかけ、ファンとともに完全燃焼した。
【写真で見る】 日産スタジアムで熱唱するGLAY
「GLAY史上初の、すげー熱い夏がやってきたぜー!!」
2002年日韓W杯の決勝戦の舞台ともなった日産スタジアムで、TERUが吠えた。
まさに15年間の集大成にふさわしいライブ。ミリオンヒット曲「HOWEVER」「誘惑」「SOUL LOVE」をはじめ、代表曲が次々と繰り出される。TERUは「いまのGLAYを作ってくれた曲ばかりだから、ぜひ一緒に歌って」とファンにアピール。7万人を超える観客は、次曲が発表されるたびにスタジアムが揺れるほどの大歓声だ。チケットが取れなかった数千人のファンも場外に集まり、盛んに声援を送っていた。
15、16日と2日連続で行われた記念ライブ。コンセプトは“HOTEL GLAY”。メンバーは、15年間支えてくれたファンを感謝の気持ちでもてなしたいとの意を込め、さまざまな趣向を凝らして自身の“ホテル”に招待した。
ステージには夏のリゾートを思わせる洋風の巨大ホテルが登場。会場にはアリーナを取り囲むように全長500メートルの花道が作られ、TERUは縦横無尽に駆け回った。
選曲も15日は“ROCK”、16日は“LOVE”をテーマと決め、両日異なる曲を用意。中でも目玉として、GLAYの“始まり”の曲であり、デビュー曲「Rain」の原曲となった「julia」を初披露すると、ファンは大興奮だ。
この日は21曲、2日間で計42曲を熱唱したTERUは、最後に「次は20周年でお前らと会うのが夢だ」と再会を約束。
5周年の99年には、千葉・幕張メッセで史上最多となる20万人動員ライブを成功させ、10周年の04年には大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパンでライブを行い10万人を動員したGLAY。この日のライブも、メンバーとファンの胸に、また新たな歴史として刻まれたに違いない。