「青いベンチ」を残して…サスケが解散ライブ
埼玉・大宮駅前の路上ライブをきっかけにデビューした男性デュオ・サスケが4日(土)、東京・Shibuya O-EASTで解散ライブ『FINAL LIVE~Like a street~』を開催した。会場の端まで埋まった満員のファンの前でスマッシュヒット曲「青いベンチ」を含む全22曲を熱唱し、2度目のアンコールではマイクを通さず“最後”の路上スタイルで万感の想いを込めた。
全てを出し切った。1曲1曲、強くメッセージを込めて歌い上げた。「途中で泣いてたよ」とライブ後に優しく語る北清水雄太だが、ライブ中は笑顔でファンに語りかけ「最後なんだけど幸せな気持ちの方が強いから。ずっと楽しくやれてます」と感謝のコメント。奥山裕次も「本当に実感ないんですよね。5月からまたやろうかなー」と笑いを誘い、息の合った2人のかけあいが常に会場を和ませた。
2000年4月に結成。地元・埼玉の大宮駅前で行ったストリートライブで1000人を動員して話題となり、ミニアルバム『Smile』は38.7万枚のスマッシュヒットを記録した。一つ一つ積み上げてきた軌跡をかみ締めるように北清水は「グっときちゃってるけど悲しい涙じゃない。終わっちゃうけど始まる日でもあるから。始まることのほうが大切」と先を見据えた。
ライブ後、2人にコメントを求めると「最後の最後まで感謝させてもらえた」と「感謝」の2文字を何度も繰り返した。2人は「サスケ、ありがとう!」というファンの声を胸にお互い別々の道を進む。今後、北清水はソロ歌手に転向、奥山は「歌手活動を続けるかどうかも含めて人生をもう一度見つめなおしたい。再結成? いつの日かまた」と語った。
この日の模様は来月6日(水)午後8:30よりスペースシャワーTVで放送。DVDがサスケの公式サイト限定で完全受注生産で発売される。
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